2022年10月26日水曜日

むかしすんでいたところ

じいじが、およそ30年前にこの町に住んでいたことは、いぜん、おしえたと思います。先日、じてんしゃにのって、前に住んでいたあたりに行ってみました。自転車で走りながらまわりのけしきを見ると、30年のとしつきがたったとはいえ、いたるところに、「ああ、これあった」とか、「そうそう、ここここ」とかが、ありました。

なつかしいばしょをおとずれることは、なんだか、むねがキュンとするんです。いまはまだ、そうした気もちは分からないだろうけど、いずれ分かるようになります。それが大人というものなんです。



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エピローグ:最後はお伊勢参り

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